講習会で過去最高集客。入塾率を最大50%へ引き上げた当事者伴走の裏側
- 株式会社れんせい
- 北海道/学習塾/グループ従業員500名以上

北海道エリアを中心に展開し、創立50周年を迎えた学習塾「練成会グループ」。長年培ってきた地域密着の信頼と伝統を大切にする一方で、紙媒体からのシフトやWebマーケティングの最適化という大きな転換期を迎えていました。
この課題に対し、伴走支援パートナーである弊社(株式会社BELIFE)は、単なる広告運用代行という枠を超え、事業のミッションやターゲットユーザーの本音に深く向き合う当事者として伴走支援を開始。
LP(ランディングページ)の改善やターゲット設定の見直しにとどまらず、実際の卒塾生や保護者へのヒアリング・インタビューにも同席する泥臭いアプローチを実施。その結果、講習会での過去最高集客数の更新や入塾率の大幅向上(3割→約半数へ)に加え、運用管理の効率化による社内リソースの創出など、数々の成果を生み出しました。
支援開始から約2年半。株式会社れんせいのWEBマーケティングチーム趙怡雯様と、BELIFE代表取締役の山口が、共に歩んできた変革の舞台裏と、双方の目線を合わせた強固な信頼関係について話を伺いました。
企業概要
| 企業名 | 株式会社れんせい(練成会グループ) |
|---|---|
| 会社概要 | 業種:教育・学習塾事業 従業員数:533名(グループ計2025年8月現在) |
| ご支援内容 | Webマーケティング戦略立案 / 広告運用代行 / LP・クリエイティブ改善 / ユーザー(保護者・生徒)インタビュー同席・分析 / 講習会・通年配信の集客支援 |
| ご支援期間 | 2024年〜(継続中) |
| ご支援前の状況 | ・紙媒体(チラシ等)中心の集客からWebマーケティングへの移行期にあり、ノウハウが社内に蓄積されていなかった。 ・過去に利用していた広告代理店では認知の拡大が優先され、CPA(顧客獲得単価)の高騰やコンバージョン(入塾)への結びつきに課題を感じていた。 ・社内で運用しようにも、LP作成や他プラットフォームの運用に追われ、広告の細かな数値確認やチューニングまで手が回らない状態だった。 |
| プロジェクトのサマリ | ・紙媒体(チラシ)予算をWeb広告へ再配分し、計測基盤・獲得導線を整備。 ・ブランド本来の価値(ミッション)を言語化し、クリエイティブやLP訴求に反映。 ・社内マーケターの作業時間を大幅削減。余浮いた時間を他集客プラットフォームやポータルサイトの強化に充てる体制を確立。 ・滝川エリア等で過去最高件数の集客を達成。全体の入塾率も従来の30%台から最大50%近くまで大幅に改善。 |
代理店主導の数を追う運用からの脱却。事業目線で語り合えるパートナーを求めて

――BELIFEへご相談いただく前は、どのような課題や悩みを抱えていたのでしょうか?
趙 弊社はもともと紙媒体での集客がメインだったのですが、2021年頃からWebマーケティングチームを立ち上げ、本格的にデジタルへシフトし始めました。ただ、当時はホームページの情報が整理されておらず、広告運用の代理店さんも2回ほど変更している状態でした。
過去の代理店さんは多く発信してインプレッションを稼ぐという運用が多く、結局コンバージョンや入塾につながらないケースが多かったんです。単価もどんどん高くなってしまい、このままだと危険だなという危機感がありました。
一時期は社内で内製化して運用していたのですが、LPの作成や他の集客施策に追われ、広告の細かい運用や調整まで時間を割くのが難しくなってしまって。改めて信頼できる外部パートナーを探そうと考えたのがきっかけです。
決め手はコミュニケーションの取りやすさと同じ目線で事業を考えてくれる姿勢
――複数の選択肢がある中で、最終的にBELIFEを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?
趙 当時、3社ほど比較検討していました。運用のスキル自体はどの会社さんも高かったと思うのですが、一番の決め手はコミュニケーションの取りやすさと弊社の立場になって考えてくれる姿勢でした。
外部の事業者さんだと、どうしても代理店側の都合(予算を大きく使って手数料を得るなど)が優先されてしまうことがありがちです。しかし貴社(BELIFE)の場合は、事業会社出身ということもあってか、弊社の事業や成果に対して親身になって当事者意識を持って提案してくれました。
山口 弊社には一般的な広告代理店出身のメンバーがおらず、全員が事業会社や自社事業の経験者です。だからこそ、予算を使って終わりではなく、「このCPA・CVRで本当にお客さまの事業が成長するのか?」という事業目線の対話を大切にしています。趙さんとは前職で一緒だった縁もありますが、また同じ熱量で仕事ができるのは本当にありがたいですね。
勉強嫌いな子の意識が変わる。現場やユーザーの声から導き出したブランドの真価

――支援を開始してから、どのようなアプローチで戦略を組み立てていったのでしょうか?
山口 ただ講習会の参加者を増やすだけではなく、「入塾して長く通い、生徒さんが成長する(LTVの最大化)」という出口から逆算したマーケティングを意識しました。そのために、趙さんと一緒に保護者様や生徒さんへのインタビュー・ヒアリングを重ねました。
趙 そうですね。支援の現場では、私が社内にいるとどうしても視野が狭くなってしまう部分があるのですが、BELIFEさんが外部の客観的な視点から「こういう方向性の導線が良いのでは」と提案してくれました。
インタビューを通じて見えてきたのは、通ってくれている生徒さんの多くが最初は勉強嫌いだったり、なぜ勉強しないといけないのか分からない状態だったということです。
練成会では、ただテストの点数を上げるだけでなく、「勉強すれば将来行ける道が広がる」「やりたいことを見つけるサポートをする」という部分を大切にしています。実際に教室に通い始めてから、家で全く勉強しなかった子が週15コマ(1コマ50分)も自発的に通うようになったり、学校で教わる側から友達に教える側になって自信をつけたりという変化が起きていました。
山口 その生きた変化のストーリーを広告クリエイティブやLPの訴求に落とし込みました。一般的な安さや実績だけを押し出すのではなく、悩みを持っている保護者様や生徒さんに「ここなら変われるかもしれない」と感じてもらえるメッセージへ軸足を移していったんです。
講習会で過去最高件数を獲得。入塾率は30%から最大50%へ向上
――支援を通じて、どのような数値的・定性的な成果が出ましたか?
趙 数字の面でも、目に見えて大きな成果が出ています。
ご支援後の主な成果
- 過去最高件数の獲得:滝川深川エリアにおいて、講習会の申込件数が過去最高を記録。
- 入塾率(LTV)の大幅向上:以前は講習会からの入塾率は平均3割程度だったが、約半数(50%近く)が入塾に至るまでに改善。個別指導でも30〜40%台の高い水準を維持。
- Webへの集客シフト:従来実施していた折り込みチラシをほぼゼロにし、DMとWeb広告主体の効率的な集客構造へ完全移行。
- 業務効率化と新規施策への注力:広告の管理画面チェックやチューニング時間を削減でき、浮いた時間で塾ポータルサイトや他の集客プラットフォームの強化に注力可能に。
趙 以前は講習会には来てくれるけれど、本入塾につながらないというギャップに悩むこともありました。しかし、LPの訴求軸を本当の悩み解決や将来の選択肢を広げることに変えてからは、ミスマッチが減り、講習会からそのまま継続して通ってくれる生徒さんが明らかに増えました。
結果に一喜一憂せず、冷静に次の手を打てる実行力

――BELIFEに対する満足度を5段階で評価するといかがでしょうか?また、その理由も教えてください。
趙 忖度抜きで5です。
集客がうまくいかない時期や初動が厳しい時であっても、「じゃあ次はどうするか」という冷静な改善策を積極的に提案してくれます。マーケティングはアルゴリズムの変化などで予測通りにいかないことも多いですが、過去の成功体験に固執せず失敗したら別の方法で変化を起こそうという姿勢と圧倒的な実行力があるのが本当に頼もしいです。
山口 初動が良くない時はこちらもヒヤヒヤしますが、マーケティングに唯一絶対の正解はありません。10回チャレンジした中でどれだけ成功の数を増やせるか、ダメだった時にいかに早く切り替えてPDCAを回せるかが重要だと考えています。
趙 本当にそうですね。過去の数字に対してなぜ今回は出なかったのかと責め立てるだけでは、次のブラッシュアップのための時間を失ってしまいます。柔軟性を持って変化を恐れずに挑戦できるスタンスが一致しているからこそ、安心して任せられています。
「講習会頼み」からの脱却へ。通年集客という新たなチャレンジ

――今後、BELIFEに期待していることや新たな挑戦について教えてください。
趙 学習塾業界は講習会シーズンの集客が中心になりがちですが、今後は通常期でも配信を強化し、通年でニーズがある生徒さんへアプローチできる仕組みを作っていきたいと考えています。
シーズン外で自発的に塾を探している方は、深い悩みを抱えているからこそ広告が刺さりやすい傾向にあります。そういった本当に困っている子や保護者様に届く導線作りを、BELIFEさんと一緒に強化していきたいですね。
変化を楽しみ、チャレンジ精神を持つ経営者・事業者にこそおすすめしたい
――最後に、BELIFEの支援はどのような会社や経営者に合うと思いますか?
趙 一言で言えばチャレンジ精神があり、変化を楽しめる人・企業にぴったりだと思います。
マーケティングの環境は日々変わります。過去にこれで上手くいったからと変化を拒むスタイルだと、BELIFEさんからのどんどん新しい提案に対して負担を感じてしまうかもしれません。逆に、状況に合わせて柔軟に考えを切り替え、新しい打ち手にワクワクしながら事業を伸ばしていきたい人にとっては、これ以上ない強力なパートナーになるはずです。
山口 ありがとうございます。教育という、子どもたちの未来や人生に深く関わる素晴らしい事業にマーケティングの力で貢献できることは、僕たちにとっても大きなやりがいです。これからも現状に満足せず、講習会集客はもちろん通年での集客拡大に向けて、一番近くで走り続けていきます。

(取材・文・編集/株式会社BELIFE)

代表取締役 山口 玲偉
1995年生まれ。静岡県浜松市育ち。大学在学中に個人事業主や長期インターンを経験し、卒業後は株式会社北の達人コーポレーションで勤務。その後、ITベンチャーに転職し、SaaSの新規事業立ち上げに従事。複数事業部のマネージャーとしてマーケティングの責任者を担当し、toC・toBの領域を問わず新規集客の拡大を実現。同時に複業でマーケティングコンサルタントとして大手企業を含む様々なクライアントに対してサポートを実施。のちに、BELIFEを創業し現在に至る。
